助成事業の内容

公的支援が停止する年末年始、且つ、炊き出し等の支援が提供される都市圏へ辿り着くことができず、年末年始をローカルで過ごすホームレス状態の人へ衣食と越冬物資および相談支援を提供する。

事業の成果・効果並びにＮＨＫ歳末たすけあい寄付者への御礼

　これはあくまで予測・想像の範疇ですが、大都市圏で行われるメジャーな炊き出し等に参加しないホームレス状態の人には、一つは大都市圏に居所を置かない人、一つは大都市圏に到達できない人等の分類が視えてきました。後者は大都市圏への移動に要する体力や経済力を持たない人が含まれると予測できますが、前者の場合、その場(大都市圏、特にホームレス状態の人が集中する場所)に馴染めなかったり、排除された人が含まれるように感じています。そのような人たちへも等しく支援を届けることにより、差別のない公正な福祉資源の分配が実現しています。これらが継続することにより、一般の市民が悪意なく見過ごしてしまっている問題を提起できること、そこからホームレス状態の人の人権復権に繋がる可能性を持つこと、これが成果・効果の一環となりえます。
福祉を提供するには、持続可能性が高くなければなりません。一時的な支援は先細りで根本的な社会課題解決に至れないからです。そして弊会はフォーマルな支援に参加できておりません。。けれども目の前で困窮している人を無視できません。ここ数年このジレンマを乗り越えることが出来ているのは、ひとえに寄付者様のお力添えを与えて頂いているからです。深くお礼を申し上げます。