経済格差と市民同士の感覚乖離

ある人の金銭管理を任されるかも知れません。
当事者ご家族を含めて、話し合いを行います。

一度にお金を握ってしまうと、ついつい浪費してしまう人って、割と多くないでしょうか。それでも年収が800とか1000ほど有れば「なーにー?やっちまったなー」で済む事ですが、収入が少ない場合は生活破綻に陥ります。
なので細分化して管理しようという話です。
ちょっと人権侵害な香りもありますが、これが本題ではないので全て説明するのは割愛します。

これは仮の数値ですが、1ヶ月を8万円で暮らす人に、月1回8万円ではなく週1回2万円で細分化すれば、大口浪費を回避できるのではないか。

こんな話をしてました所、

「1週で2万?そんな贅沢な。私なんか慎ましく暮らしてるのに」と反論する人が居たのです。
反論はまだ続いて「できるだけ安いスーパーを回る」「1円でも安いガソリンスタンドに行く」「私って慎ましい」と宣う。

この話の滑稽さ、もう、お分かりでしょう?

各地のスーパーを巡回できるのは、各地のGSに行けるのは、自動車を所有してるからです。割と高価な外車で、日本全国を旅行してます。

非難された側は自動車なんか持ってないし、ワンカップをチビチビ呑む程度の楽しみしか人生を享受していません。

自動車なんざ、所有維持費だけで、毎月うん万円を要するやんか。
こう反論すると、さすがに、非難の勢いは落ちましたが….

なんども言ってる事ですが、「千円で0.2円パチンコを数時間だけ遊ぶササヤカな娯楽」は非難され、停めてるだけでも毎月数万円を喰う自動車所有は非難されないのです。
パチンコ派だって、巨額の自動車維持費を出せるのなら、自動車を選ぶでしょうに。

当事者でないと気づかない事は多々あります。

構造を見ないで、ささやかな娯楽を非難する、視野の狭い人間にはなりたくないものです。