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単純明快の貧困は無い

とあるメーリングリストから。

大阪府人権総合講座で習い、そして、まだ頭の中で整理・完成していない、理論ではなく屁理屈で返信しました。間違いでしたら、ご指導くださった講師先生方ごめんなさい。

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> 路上生活者の貧困はその人の生き方の問題であると思いますね。

いちど路上生活に落ち込んだ人は「住所不定」となります。この状態から就労へ向かう困難をお考えになった事ありますか?
どこの企業が住所不定者を雇ってくれますか。

また、この状態に落ち込む人の、家庭資源、社会資源の不足から来る、機会平等の不公平をお考えになった事ありますか?

更に、また、この状態に陥る人の一定数に精神疾患がある事をご存知ですか。この人達は適切なケアとフォローを得られれば地域社会で自立、すなわち就労も生活運営も行える事実をご存知ですか。

刑務所には福祉刑務官(福祉専門官)が配置されている事をご存知ですか? ご存知でしたら、なぜ福祉専門官が居るのか理由がお分かりでしょうか。

踏まれる痛みは、踏まれた者にしか分かりません。

貧困というのは仰せのような単純な仕組ではないです。
もし、ご興味を持って頂けるなら、とても有難く存じます。