難病指定されていない、物理的な検査で異常値が出ない、見た目は普通。
本当は病気の場合でも、このような状態の人達が居ます。
慢性疲労シンドローム、神経伝達不良による排泄管理不能、昨今は知名度(?)も上がり、ある程度の許容が見られる鬱病や精神系。
法整備の遅れなのか、福祉予算削減の一環でワザとなのか、このような人達を抱える家族は疲弊し、最悪の場合は崩壊に至るでしょう。
家族? そんなもの無い。この人達は!?
何度も話を聞いて貰ってやっと辿り着いたある病院で驚愕の事態が起こりました。
勿論これが最後の砦だと実感しているこちらは平身低頭で顔には出しませんでしたが、こんなこと言われました。
「我々は慈善事業やってるのでない」
そりゃそうです。そこまで理想夢想は持ってません。
しかし、まさか、福祉を勉強してきたであろう病院の MSW に言われるとは考えてもいませんでした。
昨今はセカンドオピニオン、インフォームドコンセント、何かと患者優位のイメージが盛り上がっていますが、それは「金を出せる」人達のみ持てる権利のようです。
現在お世話になってる MSW さんは、複数の病院に複数人いますが、みなさん本当に良くして下さいます。従って MSW に対して良い印象しか持っていませんでしたが、今回ばかりは本当にビックリしました。
それでも前述のように網から漏れてしまった人達を救済して貰うには、現状だと我慢するしかないようです。ちょっと寂しいです。
私は本来、混合診療には反対でし。命が金で買えてしまうのです。世界に誇れる日本の皆保険制度も、終焉を迎えるのでしょうか。
みなさんは如何お感じでしょうか。