ご存知のとおり、要介護から外れた要支援の人達には、身体介護などを行えるヘルパーさんが来なくなります。
生活支援員という御用聞きみたいなものしか訪問しません。
かくゆう私も生活支援員の資格だけは取りました。私は元々技術者上がりの端くれです。今さら4年制大や専門学校に行く時間も「金!」も有りませんし、実務経験を満たす事も難しいですから。
簡単に取れるという事で沢山の人が受講に来られてます。ところが来場者の結構な数の中身はシルバー人材から来たような「給料欲しさ」の人達が多いように思います。
これは保険福祉士や昨今の若年有資格者にも言える事です。現場を経験してない、自身が割と裕福な家庭で育っているので「貧困の現場」を知らない者が多いように経験から感じます。(特に福祉系の大学や専門学校は金が要ります、つまり理論だけ、試験を通っただけの人間)
中には本当に患者の人生や生活の背景なで考慮した助言を下さる優れたMSWも居らっしゃいます。私はこの方々を先生と呼んでいます。
福祉というのは高い志を持った人、困ってる人や弱ってる人の側に立てる人が担うべきものだと思います。皆さんは如何お考えでしょう。
このような歪んだ福祉人員の構成の一番の原因は国策です。
市町村福祉事務所のCWさんの中には本当に福祉精神を持って対応くださる人が居ます。しかし殆どの者は一般行政職の職員です。
また、いくらやる気のある公務員であっても、やはり国策により、困っている人を切り捨てる方向に動かないと人事評価が悪くなります。こんな構成で公正な市民サービスを提供できるわけありません。
全ては国策です。大手メディアの吐き出す現政権の支持率は確実に操作された数値です。地方紙では全く違う数値が出ていますよ。
そもそも貧乏の年配の方々にお伺いします。
年金引き下げ、介護度引き下げ、老齢加算廃止、強引な介護料天引き、まだまだ沢山ありますが、これはあなたの自己責任ですか?
まだ現政権を支持あるいは傍観するのでしょうか。
福祉サービスの質は、これからも下がり続けるでしょう。
国が赤字? それは使い道を間違ってるだけ。公務員の給料は上がり続けていますよ?
ただ間違えないで下さい。公務員は敵でありません。低い方に合わせるのでなく高い方に合わせるために、低い方は努力しなければなりません。努力ってのは「自己努力」という自己責任ではありませんよ。よくお考え下さい。
福祉の質はまだまだ下がります。どこかで歯止めを掛けねばならない、そう思います。おじいちゃん、おばぁちゃん、如何お感じでしょうか。